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カンマ、コロン、セミコロンの使い方は深かった!リーディング力強化に必須です

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英文記号

この記事は

「英文中に出てくるカンマ(,)やコロン(:)、セミコロン(;)などを見ると非常に悩んでしまいます。これは記号ごとに何か使い分けをしなければならないのでしょうか?」

と悩んでいる英語リーディング学習者に向けて記事を書いています。

 

●みなさんこんにちは、まこちょです。

 

私も英語を学習し始めたころは、英文中に出てくるカンマだのコロンだのを見るたびにうんざりしたものです。分からなすぎて(笑)

 

いったいこの記号は何を指しているんだ?と英語初学者ならそう思って当然ですよね。それで通常は正直言ってはれものに触るかのようにスルーする、これってお約束みたいなものなのです。

 

ところがこの英文に出てくる「記号」たち、実は意を決して学習すると、実はとんでもなくあなたの英語リーディングに役に立ってくれます。

 

そこで今回はみなさんが嫌がることを承知で、この英文に出てくるカンマなどの記号がいったい何を指しているのかを徹底解説いたします。

 

以下の記事を読むと次の点であなたの英文解釈力は向上します。ぜひマスターして今後の英語リーディング学習にお役立てください。

 

▶ 英文中に登場する記号の意味が分かる
▶ 実は記号の意味の把握は英文解釈に必須であることが分かる

 

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英文解釈に使えるカンマ「,」の用法

「,」をカンマと言いますが英文中でよく見ます。もちろんそれぞれ意味がありますので、使いこなすと英文解釈力が上がりますよ。

 

以下では英文解釈上、特に重要なカンマの使い方をご紹介します。

 

並列のカンマ

まずはこのカンマから紹介します。通常andを使ってつながなくてはならないところをカンマを使って表現することができるんです。

 

Studying hard, playing a lot are important.

Studying hard and playing a lot are important.

「よく学びよく遊ぶことが大切だ」

 

よくandで3つ以上の語句をつなげる場合にA, B(,)and Cと表現しますが、これもカンマを使って並列表現をしている例ですね。

 

We bought apples, oranges, and kiwis this morning.

「私たちは今朝りんごとオレンジ、そしてキウイを買った」

 

確かにA and B and C…といちいちandでつなげるとちょっと「ウザい」ですよね。

 

なお、3つ以上のものをつなげるときにandを省いてもいいのか?という質問があるのですが、カンマ【だけ】でつなぐと英文全体としてやはり読みにくい文になるんですよね。

 

つまり等位接続詞は「つけすぎてもウザいし、まったくつけないでカンマだけで繋いでも読みにくい」ということになります。

 

挿入句・節のカンマ

ある文中に、カンマとカンマに挟まれている箇所が出てくることがありますが、これを専門用語で「挿入」といったりします。

 

挿入箇所についての考察は以下の記事で徹底的に解説していますので割愛しますが、重要なのは挿入箇所は基本的に文の主要素(S / V / O / C)になることがないという点です。

 

だから挿入箇所を見つけたらいったん英文から「外して」考えるというテクニックが使えるんですね。

 

I am, as you have probably noticed, very nervous about this.

「私はね、すでにご存じかとは思うけど、こういうことがとっても気になる人間なんだ」

(引用:まこちょ英語ブログより)

 

 

まこちょ
まこちょ

挿入について具体的な訳し方を知りたい方は以下の記事が参考になるかと思います。

 

 

副詞節と主節を区切るカンマ

これは本当によく見ますよね、従属節と主節を分けるカンマですが、あるのとないのではえらい違いです。

 

If it rains, the day trip will be canceled.

「雨が降れば、遠足は中止になります」

 

 

まこちょ
まこちょ

主節と従属節の見分け方については以下の記事が詳しいです。もし曖昧な人は以下の記事を読んでみてください。

 

 

また文の途中でカンマが打たれた場合、後ろの~ingや~edが前の名詞を修飾しませんよ、と教えてくれるサインになりますのでこれも知っておくと良いでしょう。

 

She walked in the park, singing happily.

「彼女は幸せそうに歌いながら公園の中を歩いた」

 

singingの前にカンマ「,」を打つのは、singing以下がthe parkにかからないことを教えてくれているんです。これも便利なカンマですよね。

 

主語が長くなりすぎてしまった場合に打つカンマ

通常、英語は主語と動詞の間にカンマを打つことがありません。カンマを打つと逆に読みにくい英文になるんですね。

 

× My friend Bob, is a wonderful student.

◎ My friend Bob is a wonderful student.

 

 

ところが主語(S)があまりにも長くなってしまってこのままだと英文が読みにくい場合には、動詞の前にカンマを打つことがまれにあります。

 

A man arrested by the police last week for robbing a convenience store, died in Jail.

「コンビニ強盗のかどで先週警察に逮捕されたその男は、後置所で死亡した」

 

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セミコロンの用法

セミコロン「;」は英文解釈上きわめて使える性質を持っています。というか知らないと英文リーディングをする上で非常に重要な影響を与えてしまいます。

 

接続詞(and、but、while、for、because、so)の代わりに使うセミコロン

セミコロンの使い方で何よりもまず押さえてほしいのはコレ。何とセミコロンは別名「接続詞の何でも屋」の異名を持つ便利な側面を持っていたりするんです。

 

文中のセミコロンがどの接続詞の意味で使われているのかは前後の関係で判断しなければなりませんがなかなか重宝する機能です。

 

Ann’s favorite subjects are math and physics; Mary is good at English.

「アンのお気に入りの科目は数学と物理です。またメアリーは数学が得意です」

この英文は2つの文で構成されています。

 

2つの英文をつなぐには、本来andなどの接続詞が必要ですが、セミコロン(;)が接続詞の代わりに使われています。ここではand、またはorの代わりに使われていますが、こんなことができてしまうんですね。

 

セミコロンは「接続詞の何でも屋」なのですが、代用できる接続詞の数が多いゆえに、ごくまれに; and、; butのように、どの接続詞の代用でセミコロンが使われているか教えてくれている親切な仕様のセミコロンのバージョンもあったりします。

 

それなら初めからセミコロンをつけないで接続詞を使ったらいいだろ!という考えは持ってはいけません(笑)

 

It is widely believed that every word has a correct meaning of a word; and that what a dictionary says is always true.

 

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コロンの用法

コロン(:)を使うと、ほとんどが前の語句の「言い換え」や「付加説明」になります。したがって訳は「すなわち」「つまり」などを訳出に当てると良いでしょう。

 

I have three kinds of pets at home: a dog, birds, and hamsters.

「家では3種類のペットを飼っています。それは犬と鳥とハムスターです」

 

 

この文ではコロンを使って前の文のthree kinds of petsを具体的に言い換えています。正直言ってカンマでもいいのですが、後の引用が複数の場合はカンマではなくコロンを使うことが多いです。

 

ダッシュの用法

ダッシュ(-)の役割は、基本的にはコロンと全く同じです。ダッシュは単独で使うものはほとんどが「つまり・すなわち」と訳すのですが、ダッシュを二つ使って「挿入」表現として使う場合は、前の名詞と「同格」になります。

There are four people in my family ― my mother and father, my brother and me.

「私の家族は4人、母と父、兄と私だ」

 

以上の点を踏まえて下のリーディング問題に挑戦してみましょう。

 

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コロン、セミコロンの練習問題

【課題】
About 11 percent of the area of Finland, called the “Land of a Thousand Lakes”, consists of lakes: There are 187,888 lakes in Finland. 
 

【解説】

About 11 percent of the area of Finland(S),…
「フィンランドの国土の11パーセント…」

 

文の初めに出てきた 前置詞のついていない名詞は文の主語(S)。当然動詞(V)を探しながら読みますがその前にカンマで挟まった挿入句が出てきます。

 

… Finland, called the “Land of a Thousand Lakes”, consists… 

 

もちろん挿入箇所はいったん英文から外して考えるのが基本スタイル。今回もそのように読んでいきます。すると動詞consistが見つかります。

 

About 11 percent of the area of Finland(S) consists(V) of lakes:
「フィンランドの国土の11パーセント湖からなる」

 

挿入箇所を処理していきましょう。

 

,called the “Land of a Thousand Lakes,

「千の湖を持つ国と呼ばれる」

 

ですのでこれはFinlandを後ろから修飾する過去分詞の形容詞修飾と考えると良いと分かります。ここまでで、

 

About 11 percent of the area of Finland(S) ⇐ [,called ~,]

千の湖を持つ国と呼ばれるフィンランドの国土の11パーセント

consists(V) of lakes:

「湖から成る」

 

と読めればバッチリです。

 

: There are 187,888 lakes in Finland.
「フィンランドには187,888の湖がある」

 

このコロン(:)は前の英文を「補足説明」していますよね。lake「湖」の数が具体的に表示されているところから見ても明らかです。

 

ぜひ英文に出てくる記号を使いこなしましょう。きっとあなたの英文リーディングに役に立ってくれます。

 

 

また会いましょう。

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