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自動詞と他動詞の違いと見分け方は超簡単!英文解釈強化につながるポイントはこれだ

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主語と動詞
この記事は
 

「よく英語の動詞を学習するときに自動詞・他動詞とかいう言葉を聞きますが、正直さっぱり区別がつきません。自動詞と他動詞の違いと見分け方を教えてください!」

と悩んでいる英語学習者に向けて記事を書いています。

 

● いつもありがとうございます、まこちょです。

 

今回のテーマは、英文法の学習をすると必ず出てくる「自動詞」「他動詞」について学習しましょう。

 

この箇所は苦手な方が非常に多いですよね。また、大学入試から随分間が空いてしまって入る方などは、単純に忘れてしまっている場合も多いのではないでしょうか。

 

ですが英文の構造を把握するのに、動詞の後ろがどうなっているのかを理解することは英文リーディングには必須です。もちろんリーディングだけではないですね。

 

英文ライティングで正確に英文を書こうと思うなら、この他動詞・自動詞の知識は必要でしょう。

 

ちなみにTOEICはこの箇所の出題が大好きなんです

 

TOEICPART5は文法問題なのですが、その中でも動詞に関する出題が非常に高く、「動詞周り」の学習を怠ると点数が伸びません。

 

したがって、最小限の努力で最大限の効果を発揮するにはまず、「動詞」を徹底的にものにすることをお勧めします。

 

以下の記事を最後まで読了すると、次の点であなたの英文解釈能力はグレートアップします。

 

▶ 自動詞と他動詞の違いと見分け方があっさり分かる
▶ 自動詞・他動詞の見分けが英文リーディングに影響があることが分かる
 
 
動詞の文型を決める際の決め手になることも多い自動詞・他動詞の見分け方、ぜひマスターしてください。
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 動詞は英文に必ずあるもの

動詞って英文に必ず出て来ます。といいますか動詞のない英文は存在しません。単純ですがこの点もよく出題されるんですよ。

 

例えばこの問題などは典型的なTOEIC系問題といえますね。

 

例題

The researcher, famous for developing procedures for scientific experiments, (      ) many prizes.

① receive
② receiving
③ to receive
④ received

 

どうでしょうか。この問題のキモはこの英文、見えている限りですが「動詞」がないことに気づくことが重要です。famousはそれっぽく見えますが品詞は「形容詞」で動詞ではないんですね。

 

ですが英語は必ず「動詞」がなくてはなりませんので、必然的に( )に動詞を入れることになるわけです。「,~,」で挟まった箇所は「挿入」といって考えるときは「いったん外してしまう」といいでしょう。したがってこの文は一見複雑に見えますが

 

The researcher (     ) many prizes.

 

という文の構造を問いているにすぎないんです。

 

選択肢のうち②④はそれぞれ②=動名詞か分詞、③=不定詞【動詞ではない】ことが分かれば十分です。今求めているのは「動詞」ですから。

 

(       )に動詞が入るということは、その前にあるThe researcher主語(S)ということになりますね。この主語は「3人称単数形」ですから現在形なら動詞にSがつくことになります。したがって①はSがついていないので×。答えはreceivedが正解となります。

訳「科学実験の手順を開発するので有名な研究者は多くの賞を与えられました」

 

TOEICの文法問題はこういった出題が非常に多いことに注意しましょう。自動詞・他動詞うんぬんの前に「英文には必ず動詞が必要である」という基本的なことを当たり前に聞いています。

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他動詞・自動詞とは?

動詞が必ず英文にあることが分かると思いますが、そうすると今度は動詞の使い方に考えが移行してくるわけです。

 

でも、これだってコツをつかむと簡単なんですよね。

 

動詞は大雑把に分けると2種類に分けられるんです。これは「動詞」を単語等で学習する際には必ず意識するポイントになりますので注意しましょう。

 

【動詞の種類】

  • ① 他動詞 ⇒ 後ろに名詞が【直接】【絶対】必要なもの
  • ② 自動詞 ⇒ 後ろに名詞が【直接】必要でないもの

 

例えば高校英語をちょっと思い出してもらいましょう。discuss「~について論じる」は結構有名な「他動詞」です。したがってこの動詞を使う時は必ずこうなるはずです。

 

discuss + 名詞

 

ですから

 

× I discussed.

 

とか

 

× I discussed about the problem.

 

と表現してはいけないということになります。

 

ところが「~について論じる」をdiscussではなくtalkを使って表現すると、talk「自動詞」ですので、talk + 名詞と後ろに直接名詞をつけてはいけません。もし後ろに名詞を置きたい場合は、動詞と名詞の間にクッションとして「前置詞」を置くことになります。こうやって表現することになるんですね。

 

I talked about the problem.

 

この動詞の「他動詞・自動詞」の考え方は非常に重要ですので是非おさえておきましょう。

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自動詞・他動詞の練習問題

 

本日のテーマは動詞。これを元にして実際にTOEIC系練習問題をやってみましょう。TOEICのPART5の問題を使っていますがこれだって英文解釈として捉えれば非常に重要な問題ですよね。

 

【問】適切な語句を選べ

(1) Because diagnosis may be cancer, the physician must before all else (    ) the results of the tests.

① examining
② to examine
③ examine
④ examined

 

(2) The petroleum company executives (    ) to renew their contract with the shipping company after much negotiation had taken place.

① agree
② agreeable
③ agreed
④ agreeing

 

(3) In order to (    ) the Chinese market, the headquarters of the company is now hiring newly graduated Chinese university students.

① aim
② intend
③ pursue
④ progress

 

自動詞・他動詞のポイント解説

(1) Because diagnosis may be cancer, the physician must before all else (     ) the results of the tests.

① examining
② to examine
③ examine
④ examined

 

この文章は後半がポイント。mustは助動詞ですので後ろには「動詞の原形」が必要です。

 

the physician must before all else (      ) the results of the tests.

 

ところがこの文、mustの後ろのbefore all else「前置詞+名詞」ですので「副詞」です。さらにその後ろはthe resultsですから「名詞」ですよね。

 

つまりmustの後ろに動詞がないのです。したがって(      )には動詞、しかも「原形」が入ると分かります。選択肢のなかでそれを満たしているのは③しかありませんね。

 

diagnosis「診断」cancer「癌」、physician「内科医」です。

訳「診断はガンかもしれないので、医者は何よりもまず検査の結果を検討しなければなりません」

 

(2) The petroleum company executives (      ) to renew their contract with the shipping company after much negotiation had taken place.

① agree
② agreeable
③ agreed
④ agreeing

 

これもまた文章自体が長くて、ちょっと読むのにめんどくさいな、と思われた方もいらっしゃると思います。でもポイントを絞ると意外と答えは分かりやすいんですよ。

 

ポイントはまず、after以下の部分をみてください。

 

… after much negotiation(S) had taken(V) place.

 

この箇所は後ろの形を見るとafter S+Vという形です。つまりafterは接続詞で使われているんですね。

 

接続詞のついたS+Vは主節のS+Vになれません。これ重要ポイントです。

 

なぜなら主節というのは必ずあるんです。

 

ということはこの文はafterの前の箇所で主節になってもらわなければいけませんよね?ちょっとafter前を見てみましょうか。

 

The petroleum company executives (       ) to renew their contract with the shipping company

 

この箇所が主節、つまりS+Vの形になってもらわないと困ります。ところがこの箇所、見えている部分に動詞がないんですよね

 

そうやはり(     )に動詞を入れなければならないようですよ。

 

(        )の前はThe petroleum company executives。この部分が主語(S)です。executivesなので複数形なんですね。

 

候補は2つ。①か③ですね。さあどっちでしょう?

 

こんな時、先ほどのafter以下の文の「時制」が役に立ちます。had takenですから「過去完了形」。その後(after)ですから時制は「過去形」がふさわしいとわかるんです。したがって答えは③。できましたか?

petroleum company「石油会社」、renew「更新する」、contract「契約・契約書」、shipping company「船会社」、negotiation「交渉」

訳「多くの話し合いを重ねた結果、その石油会社の役員たちは船会社との契約を更新することに同意しました」

 

(3) In order to (      ) the Chinese market, the headquarters of the company is now hiring newly graduated Chinese university students.

① aim
② intend
③ pursue
④ progress

 

(     )に入れる品詞ははっきりしています。in order totoは不定詞のto。したがって( )の中には「動詞の原形」が入るのは明らかです。

 

問題は動詞ですが(      )に後ろを見てください。the Chinese marketと名詞が続くんですね。つまり(      )のなかは「他動詞」が入るのだと分かるわけです。

 

aimは後ろに名詞を置く場合、「自動詞」aim atの形で使います。したがってまずはこの選択肢が外れるわけですね。

 

残りの選択肢はみな「他動詞」で使えます。したがって形の上ではどれでも入る可能性があるわけです。

 

intend「意図する」progress「進歩する」です。「中国市場を~する」の~に入れるには文意がおかしいですよね。

 

したがって答えは③。pursue「追い求める」です。

market「市場」、headquarters「本社・本部」、hire「雇う」です。

訳「中国市場の売り込みを進めるために、その会社の本社では現在、中国の大学の新卒者を採用しています」

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あとがき

さて今回はいかがだったでしょうか。こうしてみると「自動詞・他動詞」の判断は、普段英単語の学習をしているとき、常に意識して学習していると後々解法に役立つことが分かるかと思います。

 

ぜひ参考にしてくだされば幸いです。

 

また会いましょう!

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