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「犬」を含んだ英語表現はどんなものがあるのか?面白表現8選を集めてみました

動物イディオム

この記事は

「英語には『犬』を含んだ英語表現が多いように感じます。『犬』を含む表現には、いったいどんなものがあるのですか?教えてください!」

という英文リーディング学習者に対して記事を書いています。

 

●こんにちは、まこちょです。

 

古くから人間のパートナーとして身近な存在である犬。日本では渋谷の忠犬ハチ公の影響もあってか、「忠実」「素直」というイメージが強いのですが、英語の世界ではちょっと違っています。

 

以下の記事を読んでいただければお分かりかと思いますが、「犬」を使った英語表現、思った以上に多彩です。しかも全体で予期しない意味になったりしてとても面白い!

 

そこで今回は、犬を使った表現10選をご紹介。ぜひ皆さんの英語学習に役立ててくださいね。

 

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これが「犬」を使った英語表現10選だ

① go to the dogs 「落ちぶれる、台無しになる」

The weak-willed are prone to go to the dogs.

「意志の弱い人は身を滅ぼしやすい」

 

「犬のところに行く」と直訳しても正解にはたどり着かない表現ですね。知識として身につけておきたいところです。

 

この後もご紹介していきますが、英語におけるdog(s)は全体的に悲哀に満ちた、哀愁漂うイメージを持たされています。as sick as a dog「ひどい病気になる」という表現もあるほど。

 

これはおそらく、野良犬を連想しているからだと思われます。雨風に晒され、空腹状態でダウンタウンをさまよい、人間の残飯を漁る……そんな姿から、可哀想という気持ちにさせられる動物とされてしまっているのでしょう。「飼い主に対して従順」といった、飼い犬をイメージしている日本人の感覚だと理解しがたいかもしれませんね。

 

また、この例文はweak-willedと、形容詞+名詞+edという形になっており、一見すると新しい単語を生み出しているかのようにも見えます。

 

これは「複合形容詞」と呼ばれるもので、単語と単語をハイフンで繋ぐだけでそれぞれの単語が持っている意味をベースにした表現を作ることができる方法です。他にもgood-looking「見た目のいい」やfamily-friendly「家族向けの」など、“形容詞+名詞+ing”“名詞+形容詞”といったパターンもあります。

 

文章中で使われることが多いのですが、繋げられている単語の意味さえ分かれば理解できる表現です。そのためにも、英単語の勉強は怠らないようにしておきたいところですね。

 

② lead a dog’s life「惨めな生活を送る」

She quit the job after his death and led a dog’s life.

「彼女は彼の死後、仕事を辞めて惨めな生活を送った」

 

実はこの表現、そっくりそのまま直訳した表現がフランス語やイタリア語、ドイツ語、オランダ語、デンマーク語など、他のヨーロッパの言語でも見つかります。この慣用句が生まれたのは17世紀とされており、この時代の犬の多くはやはり野良犬でした。そんな姿を見ていたからこそ生まれた表現なのかもしれませんね。

 

興味深いのは、「生活を送る」という動詞に対しspendやhave(have a good time などと使いますよね)を使っておらず、leadを使っている点。どうしてもleadを見ると「率いる」「導く」という意味を連想しがちですが、実はleadを辞書で引いてみるとずっと下の方に「(ある種の人生を)過ごす、送る」という意味が載っています。

 

英単語の意味は、当然一つだけではありません。よく見知った単語でも、見慣れない使い方に出会ったときには辞書を引いて熟読してみるのも、たまにはいいかもしれませんね。

 

③die like a dog「悲惨な死に方をする」

 

She led a life of poverty and died like a dog. 

「彼女は貧乏暮らしをし、惨めな死に方をした」

 

最終的には道端で野垂れ死にしてしまう野良犬のイメージが色濃く出ています。また、先ほどのleadを早速使った例文でもありますので、使い方の参考にしてみてください。

 

これは「犬のように死ぬ」と直訳してもなんとなく理解できそうな気もしますが、日本語での「犬死する(無駄に命を落としてしまう)」という言い方とは意味が違うので、訳した時に勘違いしないように注意したいところです。

 

また、like a dogを後ろにつけることができる動詞はdie以外にも

 

work :work like a dog「一生懸命働く」

treat :treat ~like a dog「~を邪険に扱う」

 

があります。似たような表現はまとめて覚えておくと効率よく学習できますね。ぜひこのタイミングで三つ一気に知っておきましょう。

 

④ a dog in the manger「意地悪な人」

Stop being such a dog in the manger.

「そんな意地悪はやめなさい」

 

mangerとは、牛や馬の飼料・飼い葉を入れる桶のこと。イエス様が誕生されたときに寝かされた場所として聖書に登場しており、日本では昭和初期の頃に使用されていたようです。

 

家畜として飼っている牛や馬のための飼料が入っているところに野良犬が入り込んでいたら、とんだ“ごはん泥棒”ですよね。そこから転じて、嫌がらせをするような人を指すようになったのでしょう。

 

また、dogだけでも「卑怯な人」という意味を指すこともあります。

 

Don’t be a dog!

「卑怯な真似はやめろ」

 

決して、「犬になるな」と直訳しないでくださいね。

 

いくら野良犬をイメージしているからといって、犬に対して卑怯者というイメージがなかなか抱けないかもしれません。しかし、これが文化の差、英語学習の楽しさの一つでもあります。ぜひボキャブラリーだけでなく、その文化特有の物事の捉え方に対する理解も深めてみてください。

 

⑤ underdog「敗北者」

 

He always roots for the underdog.

「彼はいつも勝ち目のない方を応援する」

 

under dogと単語を分けず、一語で表現します。loseという単語を使ってはいませんが「負け」という意味合いが入っています。「社会不正による犠牲者」という意味もあり、

 

They help the underdog in society.

「彼らは世の中の虐げられている人を救済する」

 

と使うこともあります。日本語でも、「負け犬」という表現がありますね。どうしても負け犬というと小馬鹿にしたようなニュアンスが入ってしまいますが、英語のunderdogはそういったスラング的な意味合いよりも幅広いので、underdog=負け犬 と安易に結び付けないようにしたいところです。

 

⑥ top dog「勝者」

The company has always been the top dog when it comes to soft drinks.

「その会社は清涼飲料水の分野ではいつもトップにいる成功者だ」

 

先ほどのunderdogの対義語に当たるのがこのtop dogという表現。ようやく哀愁漂うdogの使い方から抜け出せましたね!以降はネガティブな意味を含まないdogを使った慣用表現をご紹介できます!ちなみに、こちらは一語にはしませんので使う際には注意が必要です。

 

勝者、という意味だけでなく、最高権力者という意味もあります。

 

The reporter tried to get hold of one of the top dogs.

「その記者は最高権力者の一人に取材をしようと試みた」

 

日本語では「勝ち馬に乗る」と言いますが、この違いもまた面白いですね。

⑦ see a man about a dog「ちょっとした用事」

 

“Are you coming out tonight?”

「今夜のパーティー来る?」

“I need to see a man about a dog.”

「ちょっと用事があるんだ」

 

直訳すると「犬のことで人に会う」となりますが、「大したことではないけれど用事を明らかにしたくない」という時に使うことができる表現です。日本語で言う「ちょっとね」といった感じですね。

 

また、英英辞典で調べてみると

 

“You might say you have to see a man about a dog when you do not want to say what you are really doing, especially when going to the toilet.”

「see a man about a dogは、実際に何をするのか言いたくない時、特にトイレに行くときに使う」

 

と出てきます。日本語でも、お手洗いに行くことを「用足し」という言い方をしますが、この感覚は日本語も英語も共通なのでしょうね。

⑧ put on the dog「めかしこむ、見栄を張る」

She did not put on the dog or act in a snobbish manner.

「彼女は見栄を張ったり気取ったりはしなかった」

 

「どうして犬の上に何かを置くことが『めかしこむ』になるの?」と思ってしまうこの表現。今回ご紹介する表現の中でも、最も由来が気になってしまうのではないでしょうか。

 

これは昔、アメリカ人が自分たちのことを田舎者と思っていた時代にまで遡ります。当時の自称・田舎者のアメリカ人は、ヨーロッパのお金持ちの立ち居振る舞いや習慣を真似ることで優雅に見せかけようとしていました。その方法の一つが、子犬を飼って自分の膝の上に乗せるということでした。そこから、子犬を膝の上に乗せて優雅なお金持ちのふりをするという使い方が生まれたのです。

 

子犬を膝に乗せるだけで優雅な気分になるのか?という疑問はさておき、英語表現の由来を調べてみると思いがけず歴史を紐解いていくようなこともあります。英文リーディングでは時折、文化学や歴史に関するトピックが出題されるときもあります。

 

単熟語の知識だけでなくトピックに対する背景知識、教養があるとリーディングにおいてアドバンテージになりますので、時間があるときはぜひ皆さんも調べてみてくださいね。

⑨ rain cats and dogs「大雨」

 

Look! It’s raining cats and dogs.

「みて!ひどい雨だよ!」

 

猫や犬が降ってきたら異常気象どころの騒ぎではありませんよね。これは、猫や犬が降ってくるくらいの大雨、という意味を表しています。

 

由来には諸説あるようですがそのうちの一つにはバイキング、海賊が関係しているようです。バイキングたちの信仰の中では、犬や狼が風の象徴として風神・オーディンとともに描写されることが多くありました。また、嵐の中を魔女が黒猫とともにほうきに乗って飛ぶという描写もあり、そこから犬や猫が嵐の象徴となったとされています。

 

日本語でも「土砂降り」という言い方や「槍が降っても~」という言い方などで雨の代わりにいろんなものを降らせますが、猫や犬が降ってくるという発想はありませんでしたね。動詞としてのrainの後ろに名詞が続くのはやや違和感を覚えてしまいますが、こればかりは覚えてしまうしかありません。

⑩ like cat and dog「仲が悪い」

They fight like cat and dog.

「彼らは猛烈にいがみ合っている」

 

犬と猫の両方を飼っている、という方にとっては「え?うちで仲良く暮らしてるよ?」と思ってしまうかもしれない一方、「猫派?犬派?」という質問がメジャーなものであることを踏まえると、やはりこの二種族は対になる関係なのかもしれません。

 

この表現、先のlead a dog’s lifeのような使い方をすることができます。

 

She and her father lead a cat-and-dog life.

「彼女と父親は喧嘩ばかりの生活を送っている」

 

aという冠詞が入ったりハイフンが入ったりしているのでちょっとした違いはありますが、これもやはり仲が悪いことを表しています。

 

日本語でも、仲が悪い事を犬を使って表現しますね。そうです、「犬猿の仲」というものです。日本語と英語で使われている動物が違うのは、やはりどの表現においても面白いですね。

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「犬」を使った面白英語表現まとめ

 

さて、いかがでしたでしょうか。犬を使った表現10選!日本人が犬に対して抱いているイメージとは違っていて、新しい発見もあったのではないでしょうか。

 

他の動物表現も、そうしたものが数多く存在します。覚えるのが面倒だな…と思わず、文化的背景の違いなども学べて一石二鳥、と前向きに学習してみてください。

 

また会いましょう。

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