この記事は
「等位接続詞がつないでいるものが分からなくなる時があります。何か法則性があれば教えてほしいのですが…」
と悩んでいる英語リーディング学習者向けに記事を書いています。
● みなさんこんにちは、まこちょです。
みなさんって等位接続詞(and / but /or )を見たらどう思いますか?まさか「そして・しかし・または」だけじゃないですよね?
そう、この等位接続詞のand、but、orはやたらに「意味」がクローズアップされるので、いつしかそれ以外の特徴がないがしろにされがちなのですが、
等位接続詞を使いこなすと英文解釈力が数倍グレートアップするくらい超大切な品詞です。
ハッキリ言ってこの重要な接続詞を単に「意味」だけで学習を終わらせてしまうのは余りにももったいない!この高性能な品詞を完璧に使いこなすと、冗談抜きでリーディングレベルが上がります。
そこで今回は等位接続詞(and / but / or)を120%使いこなすためのノウハウを余すところなくご紹介。
以下の記事を読了すると、次の点であなたの英文解釈能力は爆上げします。
ぜひマスターしていただいて今後の英語学習のブレイクのきっかけにしてください。
等位接続詞で絶対に押さえておくべきこと
まず、等位接続詞で絶対に押さえておきたいルールをご紹介します。それは
これですね。私たちは英語学習の初歩で、andは「そして」、butは「しかし」という風に言われて学習していますので、いつしかこの接続詞たちを軽んじる傾向があるんですよね。早い話が
ですがこの等位接続詞は、意味よりもまずは身につけなければならないことがあるんです。
特に等位接続詞(and / but / or)がつないでいるAとBには(つまりA and Bということですね)私たちが思っている以上の法則でつながっているんです。
ここでは等位接続詞を代表してandを使って説明したいとおもいます。まずA and Bですが次のことをしっかりと理解しておきましょう。
① A and B ⇒ AとBは必ず同じ形になる
等位接続詞が結ぶものをAとBで表現しましたが、このAとBは単語だけではなく、句・節など何でもつなぐことができます。
ですがどんな語句をつないでも、AとBは必ず同じ形をしなければなりません。つまり原則として「語と語」、 「句と句」、 「節と節」を対等に結ぶことを覚えておきましょう。
もちろんandが何と何を結んでいるのかをチェックする場合には、しっかりとした手順が存在します。
① Bの語句を見る
② Bと同じ品詞をandの前でさがす
例①
I have a cat and a dog.
「わたしは犬と猫を飼っています」
この英文には等位接続詞andが使われていますが、a catとa dogをつなげているのは一発で分かりますよね。では次は?
例②
He studied English by day and by night.
andの後ろをみるとby nightですので、同じ個所をandの前で探しましょう。といいますか目の前にありますが(笑)
He studied English
by day
and
by night.
「彼は昼も夜も英語を勉強した」
この辺までは語句が短いので比較的簡単につないでいるものがわかると思いますが、では次はどうでしょうか
【問】次の2つの文のandがつないでいるものを指摘しなさい
(1) Our teacher taught us how to make a good plan and carry it out.
(2) Our teacher tried to teach us how to make a good plan and carried it out.
ちょっと英文が長くなると途端に等位接続詞がつないでいるものが曖昧になる典型的な問題ですね。ですがこういう時こそ、等位接続詞のルールにそって学習することが重要です。
(1)の問題ですがandの後ろに注目しましょう。そうするとcarryという動詞が見えます。もちろんandの前で動詞を探すことになるのですが、この英文、andの前に動詞が2つ(一見してですが)あるんです。
Our teacher taught us how to make a good plan and carry it out.
こういう時は動詞の時制を見てみましょう。carryは現在形ですので、結んでいる対象も動詞の現在形のはずです。したがってandが結んでいるのはmake~とcarry~と分かるわけですね。
Our teacher taught us how to
make a good plan
and
carry it out.
「先生は私たちに良い計画を立てて、それを実行する方法を教えてくれた」
ところが(2)のほうはどうでしょう。一見(1)と同じように見えるんですけどね。
Our teacher tried to teach us how to make a good plan and carried it out.
今度はandの後ろがcarriedと「過去形」です。
したがって今度はandの前の、動詞の【過去形】を探すことになります。このくらい等位接続詞でいう「同じ形」というのは、厳密に守られているんですよ。
Our teacher
tried to teach us how to make a good plan
and
carried it out.
「先生は私たちに良い計画の立て方を教えようとし、それを実行した」
となるわけです。訳が全然ちがいますよね。
このように等位接続詞を見たら、まず後ろの語句の品詞を確認してその後に前で該当する箇所を探す、という動きを身につけましょう。最初は丁寧に行い、慣れてきたら文章を読んでいる間にできるようにするとグッドです。
等位接続詞の練習問題
The man who lived next door, wrote the book and sometimes went fishing with me met with an accident yesterday.
今回は等位接続詞の処理をテーマにして英文解釈方法を解説していますが、英文が長くなるとこの「等位接続詞」の処理が難しくなる英文を選んできました。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
主節の主語(S)と動詞(V)は一体どこか
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