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前置詞の後ろのwhom / whichはいつも疑問詞か?2種類の訳し方に要注意!

関係詞

この記事は

「疑問詞の文って名詞節を作れるから前置詞の後ろとかにも置けるじゃないですか?ということは前置詞+which / whom~の形も、which / whomはそれぞれ「どちらを~/ 誰を~」と訳すのが良いのですか?」

と疑問に思っている英文リーディング学習者に向けて記事を書いています。

 

● みなさんこんにちは、まこちょです。

 

みなさんにとっておなじみの形に「疑問詞」を使った形がありますが、この疑問詞を使った文を「名詞節」として使えるんです。例えば

 

What is this?

「これは何?」

 

これはこてこての疑問詞を使った疑問文ですが、この疑問文を「名詞節」として他の英文の名詞箇所に埋め込むことができるんですね。

 

I don’t know what this is

「私はこれが何であるか知らない」

 

この文はknowの目的語(O)の部分に疑問文を置いています。目的語は「名詞」がなることができるので、名詞節になれる疑問文は目的語のポジションにおくことができるのは当然ですよね。

 

まこちょ
まこちょ

文中の「名詞」の使い方については以下の記事を読んでみましょう。文中の名詞って働き者であることがよく分かりますよ!

 

英文中の名詞の働きにはどんなものがあるか?役割をしっかり押さえて解釈を強化しよう!

 

 

 

 

こういった疑問文が他の英文の名詞節として使われる用法を「間接疑問文」といいます。特徴として

 

【間接疑問文の特徴】

  • ① 名詞節として使う
  • ② S / O / C / 前置詞のOにおける
  • ③ 疑問文の語順は平叙文に戻る(疑問詞+V+S  ⇒ 疑問詞+S+V)

 

となるんです。特に②の特徴はすごいですね。

 

疑問文は他の英文のS/O/C/前置詞のOになれるなんてなかなかマルチな活躍(?)をしてくれるじゃないですか。ちょっと例文を見てみましょう。

 

例① 主語(S)の場合

When we should leave depends on her decision.

「いつ私たちが出発するかは彼女の決定次第だ」

 

例② 補語(C)の場合

The problem is where he lives.

「問題は彼がどこに住んでいるかだ」

 

例③ 前置詞の(O)の場合

They are talking about when he will come.

「彼らは彼がいつ来るかについて話している」

 

う~ん…こうしてみると、間接疑問文ってなかなか万能な奴ですね(笑)

 

ところでみなさん、上記の例文のうち例③の「前置詞の後ろに置く疑問文」ですが、当然以下のような疑問詞の種類でも使えるわけですよね。

 

which「どちらが~」もwhom「誰を~」も疑問詞ですから当然のシチュエーションです。

 

前置詞+which

前置詞+whom

 

ところがこの前置詞+which / whom~の形は一筋縄ではいきません。なんとこの形の場合、信じられないことに2種類の訳し方があるんです。

 

したがってこの前置詞+which / whom~はそれぞれ2種類の訳のうち、どちらの訳を使うべきか、その使い分けの方法を知ってなければなりません。

 

そこで今回は前置詞+which / whom~の訳し方のコツについて徹底解説!以下の記事を読むと、次の点であなたの英文解釈能力は著しく向上します。

 

 

▶前置詞+which / whom~の訳し方には2種類あることが分かる

 

 

ぜひ以下の記事内容を会得して英文リーディングに役立ててくださいね。

 

whichとwhomは疑問詞と関係代名詞の2種類がある

whichとwhomがなぜ他の疑問詞と比べてやっかいなのかというと、whichとwhomは疑問詞としての使い方のほかに「関係代名詞」として使うwhich / whomがあるからなのです。

 

例えば次の例文ですがうまく訳せるでしょうか。

 

This is the problem about which we talked.

 

 

さて、どうでしょう。たしかに形上では「前置詞+which~」の形になっています。

 

 

ですがこの英文を「これは私たちがどちらと話したかについての問題だ」と訳しても意味不明ですよね。

 

そう、このwhichは「疑問詞」ではなく「関係代名詞」のwhichであることに気づくことが重要です。つまり形容詞修飾として前の名詞にかかっているのです。

 

 

This is the problem ⇐ [about which we talked].

「これは私たちが話した問題だ」

 

つまり前置詞+whichと前置詞+whomにはそれぞれ次のような訳し方があるんですね。

 

● 前置詞+which ~

  • whichが疑問詞 ⇒「どちらが~か」
  • whichが関係代名詞 ⇒名詞を修飾する

前置詞+whom ~

  • whomが疑問詞 ⇒「誰を~か」
  • whomが関係代名詞 ⇒名詞を修飾する

 

問題は、どうやって「疑問詞」か「関係代名詞」かを見分けるかですよね。ポイントは後ろに続く文の形で決まります。

 

前置詞+which / whom +「不完全な文」

⇒ which / whomは疑問詞

 

前置詞+which / whom +「完全な文」

⇒ which / whomは関係代名詞

 

例文で確認してみましょう。

 

We need some consultants about whom we should elect as president.

 

この文ですが、about whomと「前置詞+whom」という形になっていますよね。whomは2通りの訳し方があるのですが、そのためにはwhom以下の文を眺めてみることが大切です。

 

そうするとこの文はelect「選ぶ」の目的語(O)がない「不完全な文」ということが分かります。

 

 

We need some consultants about whom we should electOなし as president.

 

 

したがってこのwhomは疑問詞のwhomと分かり「誰を~」と訳すのが分かります。

「誰を社長に選ぶかについて、何人かのコンサルタントが必要だ」

 

ではこれは?

 

This is the book about which we talked.

 

 

やはり前置詞+whichという形になっていますが、whomと同様whichには2通りの訳し方がありますので後ろの文を確認します。

 

talkは「自動詞」ですので後ろに名詞が必要ありませんので、この文は「完全な文」ということになります。

 

したがってこのwhichは「関係代名詞」と分かり、訳し方は先行詞のthe bookにかけるとよいでしょう。

 

This is the book ⇐ [about which we talked].

「これが私たちが話した本だ」

 

このように前置詞+which / whomは後ろの文の形をしっかり把握することが重要です。

 

 

 

以上のことを踏まえた上で、今回の課題英文にチャレンジしてみましょう。前置詞+which / whomを文中に見たとき、冷静に後ろの文の形を見ているあなたに気づくはずです。

 

前置詞+which / whomについての英文解釈問題

【課題】
Indeed, in the case of piano concertos, it would be hard if not actually senseless to specify a target at which all piano concertos are aiming.
 
【単語・表現】
  • piano concertos「ピアノ協奏曲」
  • senseless「無意味だ」
  • specify「明確にする」
  • aim「目指す」

 

解説

Indeed, in the case of piano concertos,…
「実際にピアノ協奏曲の場合には」
 
Indeed「実際に」からスタートしているこの英文、Indeedが副詞ですし、the caseにin、piano concertosにofと「前置詞+名詞」の形になっていますので、この界隈(?)には主語(S)になれる名詞がない、ということをリーディング中に感じていることが重要です。
 
 
まこちょ
まこちょ

「前置詞+名詞」が修飾する箇所についてしっかりと学習したい方は、以下の記事を確認してみましょう!

 

「前置詞+名詞」の処理は2パターン!まずは名詞を修飾することから始めてみよう
 
 
it(S) would be(V) hard if not actually senseless to
 
it would beと(S)と(V)は容易に見つかりましたが文頭のitは注意が必要。It is 形容詞 to Vという形の場合はまず「仮主語構文」から疑っていくのがセオリーです。ここでは
 
 
 
it(S) would be(V) hard … [to specify…]
 
「…を明確にすることは難しいであろう」
 
と、itがto specify…を指している仮主語構文ということをつかんでいきます。
 
 
it would be hard if not actually senseless
実際に無意味だということはないにしても難しいであろう」
 
 
if節は「条件(もし~ならば)」のほかに譲歩「~だとしても」の訳出ができることは知っておくべきです。
 
 
ここではhardとsenselessをif節を使い「無意味ではないにしろ、難しい」と解釈していきます。
 
 
まこちょ
まこちょ

譲歩のifはよく大学院の入試問題でも出題される頻出表現、ぜひ以下の記事で復習をしておいてくださいね!

 

「譲歩」表現のifとはいったい?「条件」だけではないif節の訳し方を英文解釈する!
 
 
 
… a target at which all piano concertos are aiming.
 
さて、今回のテーマである前置詞+whichです。
 
 
whichを「疑問詞」として訳すのか、それとも「関係代名詞」として訳すのかは、その後ろの文の形をみて判断していきましょう。
 
 
all piano concertos(S) are aiming(V).
 
 
aimは「目指す」という意味の自動詞。したがってここで文章が終わっていても問題のない「完全な文」です。
 
 
したがってこのwhichは「関係代名詞」。先行詞のa targetにかかります。
 
 
 
a target  ⇐[at which all piano concertos are aiming].
 
「[すべてのピアノ協奏曲が目指している] ⇒ 目標」
 
 
 
全体の構文図は以下の通りです。
 
 
(Indeed), (in the case of piano concertos),
 
it(S) would be(V) hard (if not actually senseless)
[to specify a target [at which all piano concertos are aiming]].
 
 
 
全訳「実際にピアノ協奏曲の場合には、すべてのピアノ協奏曲が目指している目標を明確にすることは、実際に無意味だということはないにしても、難しいであろう」
 
 

あとがき

今回は「前置詞+which / whom」の訳し方という内容の記事でしたがいかがでしたでしょうか。まとめると
 
 
【前置詞+which / whomの訳し方ポイント】
 
  • ①2種類の訳し方がある
  • ② 訳し方の判断はwhich / whom以下の文を見る
 
 
ぜひマスターして今後の英文リーディングに活かしていただければ幸いです。
 
 
また会いましょう。
 

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