文中の「名詞+~ing」の見分け方をパーフェクトに解説!4つのパターンを見逃すな

分詞

この記事は

「文中に出てくる~ing形の見分けがつきません。例えば「名詞+~ing」の形になったとき、この~ingが、前の名詞を修飾する現在分詞なのか、それとも動名詞~ingに意味上の主語がついたタイプなのか頭が混乱するんです。うまい見分け方があったら教えていただきたいのですが…」

と悩んでいる英文リーディング学習者に向けて記事を書いています。

 

● みなさんこんにちは、まこちょです。

 

 

英文中に~ing形が出てきたとき、正直言って焦りますよね。

 

 

まず単純に英文が長くなりますし、~ingと言ったらそれが現在分詞の~ingなのか、それとも動名詞の~ingなのか、もしかして分詞構文?なんて、~ingにはいろいろな用法の可能性があって悩んでしまうんですよね。

 

 

ですが、文中で使われる「名詞+~ing」という形で限定すると、思った以上に数が少なくてパターン学習ができるくらいまとめることができるんです。

 

 

そこで今回は文中の「名詞+~ing」の形は一体どういった用法があるのかを徹底解説!英文に突然現れた名詞+~ingの形も華麗にさばける方法をみなさんに教えます。

 

 

以下の記事を最後までお読みいただけると、次の点であなたの英文解釈能力はグレートアップします。

 

▶ 英文中の「名詞+~ing」の用法の見分け方が分かる
▶ 思った以上にこの形の用法が少ないことが分かる

 

 

ぜひマスターして今後の英文リーディングにお役立てください。

 

まこちょ
まこちょ

「何でもかんでも『~している名詞』と~ingを前の名詞にかけるだけじゃダメですって!」

 

英文中に出てくる「名詞+~ing」のパターンは4つ

英文中に出てくる「名詞+~ing」のパターンは、実はたった4種類しかありません。これで実は100パターンもあるのなら、何かまこちょ公式(?)を開発しなければならんな、とか思うのですが、たった4種類ですから素直にパターン学習で身につけてしまったほうが正直早そうですね。

 

パターン①:名詞を後ろから修飾する現在分詞

まずは、名詞+~ing…の形になったらまず考えてしまう形からご紹介しましょう。名詞を後ろから現在分詞(~ing)で修飾する形で

 

名詞 ⇐ [~ing…]

「~している名詞」

 

と解釈していきます。

 

例①

The woman driving the car was drunk.

The woman ⇐ [driving the car] was drunk.

車を運転していた女性は酔っぱらっていた」

 

例②

The man standing at the gate is my boyfriend.

The man ⇐[standing at the gate] is my boyfriend.

門のところに立っている男の人は私のボーイフレンドです」

 

 

まこちょ
まこちょ

名詞にかかる分詞の用法を「限定用法」といいますが、限定用法も名詞を前から後ろから分詞で修飾できます。限定用法について徹底的に学習したい場合は以下の記事をチェック!

 

【基本】分詞の用法を徹底的に極める!3パターンの使い方をマスターしよう
続きを読む

 

 

※注意点※

上記の例①②は現在分詞が後ろから名詞にかかるパターンなのですが、実はこのパターンでよく英語学習者から質問を受けます。それは

 

「先生、この名詞+~ingの形なのですが、~ing…の部分が名詞を修飾していると考えるのではなく、名詞が【動名詞の意味上の主語】になっていると考えるのはいけないのでしょうか?」

 

というもの。つまり

 

[The man standing at the gate]

その男が入口に立っていること」

 

とThe manが動名詞standing…の「意味上の主語」として使われているのではないか?ということなのですが、確かに一見すると動名詞の意味上の主語のように見えます。

 

ですが、こういった混乱はよくあることで、もし動名詞の意味上の主語を【文頭】で使う場合は、意味上の主語を「所有格」で表すことになっています。

 

例④

The man’s doing it should result in success.

その男がそれをすることは成功という結果に終わるはずだ」

 

 

まこちょ
まこちょ

「動名詞の意味上の主語は「目的格」か「所有格」で表現するのですが、文頭で使われる場合は所有格で表現します(ごくまれに例外もありますが)。意外と知らない方が多いようですので、ぜひ確認しておきましょう!」

 

【基本】動名詞の用法と意味上の主語の訳し方について徹底解説します
続きを読む

 

パターン②:名詞が動名詞の意味上の主語

次のパターンは先ほどでもちょっと触れた、動名詞に意味上の主語がついたパターン。名詞の目的格+~ingは「名詞+~ing」の形になりますので注意しましょう。

 

もちろん「名詞が~すること」と解釈します。

 

例⑤

I insisted on Jim doing it alone.

「私はジムがそれを一人でするよう主張した」

 

例⑥

She doesn’t mind her husband drinking every night.

「彼女は夫が毎晩お酒を飲むことを気にしていない」

 

※注意※

この動名詞~ingに意味上の主語がついたパターンの名詞+~ingも、実は結構な比率で質問が発生する箇所だったりします。よくある質問が

 

 

「動名詞に意味上の主語がついたこのパターンですが、動名詞を現在分詞に考えて、名詞を修飾する解釈方法はダメですか?例えば以下の例文をher husbandにdrinking以下をかけて

 

She doesn’t mind her husband ⇐ [drinking every night].

「彼女は毎晩お酒を飲んでいるを気にしない」

 

と解釈したらダメなのでしょうか?」

 

というもの。いや、実際この質問は多いんですよね。

 

たしかに上記の例文などは一見日本語訳として不自然な部分はないように見えます。だからこそこの点の質問は絶えないわけなのですが。

 

この質問を解決するには以下のお話をしなければなりません。ちょっとアカデミックなお話ですが付き合ってください(笑)。

 

限定用法の「限定」ってなに?

現在分詞だろうが、過去分詞だろうが、はたまたただの形容詞だろうが、名詞を修飾する形は「限定用法」と呼ばれます。

 

例えばつぎの例ですが、beautiful(形容詞)がflowerにかかっているのは誰でもわかりますよね。限定用法です。

 

a beautiful flower.

美しい花」

 

ところでなぜこの用法を【限定】用法と呼ぶのでしょうか。

 

それは「花」にもいろいろな種類があり派手な形の花もあれば、地味な色の花もあります。花の種類なんて1つにまとめることなんて難しいですよね。

 

そう限定用法とは【数ある種類の名詞から1つに制限する用法】だからそう呼ばれるんです。

 

その感覚を持っていれば、先ほどのa beautiful flower「美しい花」という意味のほかに、あることをみなさんに伝えていることがわかるでしょうか。

 

それは「花」には「美しい」ものもあれば「美しくない」花もあるんだよ、ということ。

 

つまり限定用法を使うということは、自動的に形容詞修飾の意味の【逆】のパターンの名詞の種類があることを暗に認めてしまっているにほかなりません。

 

a black cat

「黒い猫」

「黒くない猫」もいることを認めている

 

 a big key

「大きなカギ」

「小さいカギ」もあることを認めている

 

 

ということは次のような表現は「おかしい」ということもわかるでしょうか。

 

例えば「白い雪」ってどう表現しますか?日本語通りの意味で表現すると以下のように表現してしまうのではないでしょうか。

 

white snow

 

ところがこの表現は違和感があります。なぜってsnowを「white=白い」で限定しているわけですが、限定も何も「雪」は初めから白いですからね。「黒い雪」って聞いたことないかと。

 

ところがwhite snowと表現すると、自動的に「白くない雪」があることになります。したがって「白い雪」はただ単にsnowと表現すればよいとわかるわけです。

 

このように「限定する」ということは限定しないと絞り切れない名詞があるから限定しているのだ、ということはよく覚えておいてください。

 

そうすると先ほどの質問事項は通らないことも理解できるでしょうか。

 

 

× She doesn’t mind her husband ⇐ [drinking every night].

「彼女は毎晩お酒を飲んでいるを気にしない」

 

 

これだってher husbandにdrinking every nightを修飾している「限定用法」ですよね。

 

そうするとこの箇所は暗に「毎晩お酒を飲んでいないもいることを認めてしまうことになります。

 

いったい彼女は何人旦那さんがいるんだよ!?

 

ということですよね。

 

パターン③:分詞構文に意味上の主語がついた場合

分詞構文(~ing)に意味上の主語がついた場合も「名詞+~ing」の形になります。

 

分詞構文の意味上の主語は「主格」で表現するところが、動名詞の意味上の主語のときとは違う点ですね。

 

It being Sunday, the store was closed.

「日曜日で、その店は閉まっていた」

 

 

この文の主節はthe store(S) was(V)。主節の左側にあるものはすべて「副詞(句・節)」になります。分詞構文は必ず「副詞句」になることは覚えておきましょう。

 

 

まこちょ
まこちょ

「主節の左側にあるものは必ず「副詞(句・節)」になるという点は意外に英文解釈で役立ちます。ぜひものにしておきましょう!」

 

分詞構文の用法と訳し方を徹底攻略!これが英文解釈に必要な分詞構文のすべてだ!
続きを読む

 

※注意点※

分詞構文の意味上の主語がついたパターンで気をつけたいのが、やはり意味上の主語が代名詞ではなく、普通の名詞が使われた場合でしょう。例えば

 

 

The girl returning safe, we were relieved.

 

 

という例文ですが、The girl returning safeの箇所を「副詞句」と判断できればすんなり解釈できると思うのですが、これを

 

① The girlにreturning safeが修飾していると解釈

The girl ⇐[ returning safe ]

安全に戻ってきた少女」

 

② The girl returning…を動名詞句に主語がついていると解釈

[The girl returning safe ]

「その少女が安全に戻ってきたこと

 

と解釈してしまう可能性があります。ですが気づいてください。

 

①②の解釈をしてしまうと両方とも「名詞句」になります。つまりこの文は以下のように言っているのと同じになるんです。

 

 

名詞句, we(S) were relieved(V)

 

 

英文中に出てくる「名詞」は必ず(S / O / C / 前置詞のO)のどれかになっていなければならないのですが、この名詞には役割がありません。こういう名詞(句)の使われ方は英語では認められないので覚えておきましょう。

 

 

まこちょ
まこちょ

「英文中に出てくる名詞(句・節)の役割について気にすることは英文解釈の第一歩。この辺があいまいな場合は以下の記事を読んでみましょう!」

英文中の名詞の働きにはどんなものがあるか?役割をしっかり押さえて解釈を強化しよう!
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パターン④:SVOCのCに現在分詞

最後はこのパターンです。SVOCのCには「分詞」も置くことができますので、目的語(O)が必ず名詞であることを考えると「名詞+~ing」の形になるということになります。

 

I saw the dog helping his mother to finish it.

I(S) saw(V) the dog(O) helping(C) his mother to finish it.

「私はその犬がお母さんがそれを済ませるのを手伝っているのを見た」

 

※注意※

SVOCのCが分詞、というよりもSVOC文型をとる英文には全部そうなのですが、どんなにCがOにかけて意味が通りそうでも、絶対にOにCを修飾する訳し方はしてはいけません。

 

 

まこちょ
まこちょ

「SVOCは必ず「OがCだ」と訳すのがポイント。絶対にこの点は守りましょう。SVOCの訳しかたは2パターンしかないのでこれを機に極めてみては?」

 

SVOC(第5文型)英文の解釈方法を教えます!ポイントは知覚動詞と「因果関係」の動詞だ
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以上のことを踏まえた上で今回の英文を解釈してみましょう。~ingの箇所が結構パターンにはまって解釈できることが分かります。

名詞+~ingの演習問題

【課題】
In many cases, the main factor causing a car accident is the carelessness of the driver.

 

解説

the main factor causing a car accident is(V)

 

この箇所をどう解釈するかが今回のテーマ。is(V)の主語(S)になるのはわかると思うのですが、問題は

 

the main factor(S) ⇐[causing a car accident]

 

と解釈するか、それとも

 

② [the main factor causing a car accident]=(S)

 

と解釈するかです。ですが、文頭の動名詞の意味上の主語は「所有格」で表現するのがルール。したがってここは②ではなく①の解釈が正しいとわかります。「自動車事故の主な要因【は】」と訳していきましょう。

 

全訳「多くの場合、自動車事故の主な要因は、運転者の不注意である」

 

あとがき

今回は文中の「名詞+~ing」についての解釈方法を解説させていただきました。

 

意外に英文中に登場すると悩んでしまうこのパターン、ぜひモノにしてくださいね。

 

準動詞について集中して学習したい人は以下のカテゴリ一覧をのぞいてみてください。「句」についてハマりそうな箇所が分かります。

 

 

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